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介護を考えたリフォーム Part2

2015年4月28日

介護を考えたリフォーム Part2

2015年04月28日

前回はトイレについて纏めましたので、今回はお風呂について。

 

お風呂も「サポートする人が身体を洗う場合」と、「ご自身で頑張って洗う場合」の、どちらも対応出来ればと思います。

 

①開口部は開き戸ではなく、引戸で!

開き戸は浴室内に介助者など複数名が入った場合、退室しようとしてもドアを開けるスペースが無く、

かなり大変な思いをしてしまいます。

引戸のスペースが厳しければ折れ戸でご検討頂ければと思います。

 

②椅子は42cmで!

健常者がお風呂で使う椅子は大体35cmくらいが使いやすいのですが、

「座っているだけ」の状態で一番楽、かつ立ったり座ったりしやすい高さは42cmなんです。

42cmは一般的な椅子と同じ高さなんです。座っている体制は楽ですが、足の指先を洗うとなると、ちょっと辛いですよね?

 

勿論、お風呂の縁の高さも42cmだと、腰をスライドさせればお風呂に入りやすくなりますので、

ただ、跨ぎやすい事を考えて低くすることだけでなく、「立つ事が辛くなった場合の浴槽へ入るためには?」も

是非ご確認頂ければと思います。

 

③操作パネルは、浴槽内で浸かっている状態から押す事が出来る場所に設置する

これは、まだご自身でお風呂に入れる状態だとしても、いつ何が起きるか分かりません。

気分が悪くなった時、すぐにご家族を呼ぶ事が出来るよう、浴槽で浸かった状態からでも扱える場所に設置をお願いします。

 

 

あとは、手すりの設置や、ヒートショック対策、座ったまま全身を暖められるシャワーなど、

各メーカーさんできちんと対応しているものも多いので割愛させて頂きます。

 

ただ、上記で記載させて頂いた事は、意外とお使いになられるお客様からご指摘いただかないと、

「お風呂に使える坪数がこれだけだから」とか、「お客様の予算からすると、これくらいの仕様となる」など、

本来の目的と離れたリフォームの提案を出される場合もあるようです。

 

勿論、介護の為に上記のポイントを満たし、設備も充実したお風呂にリフォームしようとすると、

かなり高額なリフォームになってしまいます。

ただ、せっかくリフォームしても介護が必要となった時、

「自宅でお風呂に入れるか、デイサービスにお願いせざるを得ないか」は、とても大きな違いです。

デイサービスの費用は積み重なればリフォームの費用なんですぐに超えてしまいます。

 

是非様々なケースを想定してお風呂のリフォームをご検討頂ければ幸いです。

 

今後も我々は、「高機能で最先端なお風呂空間」の提案ではなく、

「先々を見据えた使いやすいお風呂、幸せになれるお風呂空間」へのリフォームを提案してまいります。

 

宮本